こんにちは、iPad Air実機研究所のヒロトです。
私はiPad Air 第5世代の10.9インチ・Wi-Fi・64GBモデルを2023年3月から使っています。
外へ持ち出す回数はそれほど多くないのですが、たまに長時間出かけると「あと30%しかないけど、帰るまで足りるかな」とバッテリー残量が気になることがありました。
そこで2026年10月6日に、10000mAh・最大15WのエレコムEC-C64LBKを約2,600円で購入しています。
実際にiPad Air 第5世代へつないでみると、私の使い方なら10000mAhでも十分で、コンセントを探さず充電できる安心感のほうが大きく感じました。
ただし、今からiPad Air用モバイルバッテリーを選ぶなら、容量だけを見て決めるのはおすすめしません。
持ち運びを優先するなら10000mAh前後、長時間の外出や複数端末まで考えるなら20000mAh前後、さらに新しく買うならUSB-CとUSB Power Delivery対応を確認するという選び方が分かりやすいです。
記事のポイント
- iPad Airに合う10000mAhと20000mAhの選び方
- 15W・20W・30Wで何が変わるのか
- EC-C64LBKを第5世代で実測した充電結果
- USB-C PD対応品を買うときの確認ポイント

無印良品の20Lリュック、ZEROSHOCK 11インチ用スリーブ、ESRケースとApple Pencilを装着したiPad Air、充電ケーブル、充電器、モバイルバッテリー、折りたたみ式キーボードを並べた外出時の持ち物一式
iPad Air用は容量と出力で選ぶ
iPad Air用モバイルバッテリーで最初に見るところは、メーカー名よりも容量、最大出力、USB-C端子、USB Power Deliveryへの対応です。
私のように外出先で数時間使う程度なのか、朝から夜までiPad Airを使うのかでも必要な容量は変わってきます。
同じ10000mAhでも15Wと30Wでは使い勝手が違いますし、20000mAhまで増やすと今度は本体の重さが気になってくるでしょう。
なお、iPad Air用のケース、スタンド、キーボード、充電用品などをまとめて探している場合は、親記事のiPad Airおすすめアクセサリーと買ってよかった便利グッズも参考にしてください。
10000mAhは普段の外出向け
数時間の外出、カフェや図書館での作業、通勤や通学中の利用が中心なら、私は10000mAh前後から選ぶのが使いやすいと思っています。
10000mAhクラスは20000mAhクラスより小型・軽量な製品を探しやすく、iPad Airと一緒に毎回バッグへ入れても負担が増えにくいからです。
私自身、外で一日中iPad Airを使うことはほとんどないので、容量より「今日は持っていこう」と思える大きさを優先しました。
モバイルバッテリーは大容量でも、重くて家に置きっぱなしになったら外では1mAhも役に立ちません。
普段の持ち運びや非常用なら、10000mAhは容量と携帯性のバランスを取りやすいと感じます。
モバイルバッテリーに書かれている10000mAhが、そのまま10000mAhぶんiPad Airへ入るわけではありません。
電圧の変換や充電時のロスがあるため、「10000mAhだから何回満充電できる」と容量の数字だけで決めないほうが安全です。
20000mAhは長時間向け
朝から夜まで外出する人や、旅行、出張、長時間の動画視聴などでiPad Airを使うなら20000mAh前後が候補になります。
また、iPad Airだけでなくスマートフォンやイヤホンまで同じモバイルバッテリーから充電したい場合も、10000mAhでは残量を気にする場面が増えやすいでしょう。
そのかわり、20000mAhクラスは重量も増えます。
例えばこの記事で候補にしているAnker Power Bank(20000mAh, 30W)は約462gなので、モバイルバッテリー単体でも小型タブレットに近い重量感です。
「大は小を兼ねる」で20000mAhを買うより、どれくらい外で使うのかを考えてから決めるほうが後悔しにくいですよ。
出力は20W前後を基準にする
容量の次に確認したいのが、モバイルバッテリーからiPad Airへどれくらいの電力を送れるかを示す出力です。
私が使用しているiPad Air 第5世代には、購入時に20W USB-C電源アダプタとUSB-C充電ケーブルが付属しています。
そのため、新しくモバイルバッテリーを選ぶときも20W前後が一つの分かりやすい基準になります。
出典:Appleサポート「iPad Air(第5世代)技術仕様」
ただし、「30WのモバイルバッテリーならiPad Airへ常に30Wで充電される」という意味ではありません。
USB Power Deliveryでは接続した機器同士で対応する電力をやり取りするため、モバイルバッテリー側の最大出力はあくまで出せる上限として考えるのが分かりやすいです。
30W以上は共用しやすい
今から新しく買うなら、私はUSB Power Delivery対応で30W前後の製品を先に見ます。
理由はiPad Airだけに限定せず、スマートフォンやほかのUSB-C機器にも使い回しやすいからです。
ただし、2台を同時につなぐ場合は話が別で、1ポート使用時の最大30Wから合計出力が下がる製品もあります。
例えばエレコムEC-C42LBKは1ポートなら最大30Wですが、2ポート同時接続時は合計最大15Wです。
iPad Airとスマートフォンを同時充電するつもりなら、「最大30W」という大きな数字だけではなく複数ポート使用時の合計出力まで見てください。
おすすめモバイルバッテリー3選
ここでは、私が実際に購入した製品を含め、2026年10月7日時点でメーカー公式ページから仕様を確認できる3製品を比べます。
どれか一つが全員に合うわけではなく、軽さ、充電速度、容量のどこを優先するかで選択肢が変わります。
| 製品 | 容量 | 最大出力 | 端子 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| エレコム EC-C64LBK | 10000mAh | 15W | USB-C・USB-A | 携帯性を優先したい人 |
| エレコム EC-C42LBK | 10000mAh | 30W | USB-C×2 | 30Wと小型さを両立したい人 |
| Anker Power Bank(20000mAh, 30W) | 20000mAh | 30W | USB-C×2・USB-A×1 | 長時間の外出で使う人 |
普段の外出なら10000mAh、長時間なら20000mAh、新規購入ではUSB-C PD対応30W前後まで比較すると、自分に必要な製品を絞りやすくなります。
軽さ重視ならEC-C64LBK
私が使っているのが、エレコム EC-C64LBKです。
容量は10000mAh、最大出力は15Wで、USB-CとUSB-Aの両方を備えています。
エレコム公式では約180gと案内されていますが、私が実際にデジタルスケールへ載せた個体は174gでした。
2026年10月6日に約2,600円で購入しており、私の場合は「高速充電を最優先する」というより、たまの外出でiPad Airの電池切れを防ぐために選んでいます。
15Wなので、これから性能重視で買う人へ第一候補にする製品ではありません。
一方で、私のように外で長時間作業せず、持ち歩きやすさと10000mAhの容量を優先するなら使いやすいサイズ感でした。
出典:エレコム「残量表示機能付きコンパクトモバイルバッテリー EC-C64Lシリーズ」

iPad Airの画面上にEC-C64LBKを置き、本体サイズを比較している様子
30WならEC-C42LBK
10000mAhの携帯性を保ちながら出力を上げたいなら、エレコム EC-C42LBKが比較候補になります。
USB Power Deliveryに対応し、USB-Cを1ポートで使う場合は最大30W、容量は10000mAh、本体重量は約190gです。
私のEC-C64LBKと比べても容量は同じなので、「10000mAhは欲しいけれど15Wより出力に余裕が欲しい」という人には分かりやすい選択肢でしょう。
USB-Cポートを2つ搭載していますが、2ポート同時接続時は合計最大15Wになる点には注意してください。
iPad Airとスマートフォンを交互に充電するなら使いやすい一方、2台を同時に速く充電したい場合は、複数ポート使用時の合計出力がもっと大きい製品も比較したいところです。
長時間ならAnker 20000mAh
容量を優先するなら、Anker Power Bank(20000mAh, 30W)のような20000mAhクラスが候補です。
容量20000mAh、USB PD対応で最大30W、USB-Cを2ポートとUSB-Aを1ポート備えています。
本体重量は約462gなので、10000mAhクラスと比べれば明らかに荷物は増えます。
それでも、旅行や出張、朝から夜までの外出など「途中でモバイルバッテリー自体が空になるほうが困る」という使い方では大容量が役立ちます。
スマートフォンなどほかの端末にも給電するなら、iPad Airだけで使うとき以上に20000mAhの余裕を感じやすいでしょう。
20000mAhは安心感がありますが、毎日持ち歩くなら重さも重要です。
容量だけで決めず、iPad Air、ケース、キーボード、充電ケーブルなどを合わせたバッグ全体の重さで考えてください。
EC-C64LBKを実機検証
カタログ上の数字だけでは分かりにくいので、実際に私のiPad Air 第5世代とEC-C64LBKをつないで充電してみました。
今回確認した範囲では、15WでもiPad Airを充電すること自体はできており、私の用途では「出先で残量を戻して帰宅まで持たせる」という目的を果たせています。
ただし、この結果は私のiPad Air 第5世代、EC-C64LBK、使用したケーブルや端末の状態で測った一例なので、すべての環境で同じ充電量や時間になるとは限りません。
私が10000mAhを選んだ理由
私が20000mAhではなく10000mAhを買った一番の理由は、外でiPad Airを使う時間がそれほど長くないからです。
普段は自宅でWordPress、Googleドキュメント、Google Keep、動画視聴などに使っており、外出時に毎回何時間も作業するわけではありません。
それなら容量を増やして重くするより、「必要な日に気軽にバッグへ放り込める」ほうが私には合っています。
実際、iPad Airの残量が20%前後まで減っているときでも、帰宅まで使うぶんを補う目的なら10000mAhでかなり安心できるようになりました。
コンセントがある席を探す必要がなくなったのも、数字以上に便利だったところです。

Amazonで販売されているエレコムのモバイルバッテリーEC-C64LBKの商品ページ。10000mAh・15W・USB-C/USB-A対応の製品情報と、2026年10月6日に購入したことが表示されている様子
実測174gで持ち歩きやすい
EC-C64LBKをデジタルスケールで測ったところ、私の個体では174gでした。
iPad Airと一緒にバッグへ入れる物としては、このくらいなら私はそれほど負担に感じません。
もちろん174gだけを見れば軽く感じても、ケース、Apple Pencil、キーボード、スリーブ、充電器まで足すと荷物はどんどん増えていきます。
だからこそ、モバイルバッテリー単体の容量だけでなく重量も見ておきたいところです。

EC-C64LBK本体をデジタルスケールで計量し、174gと表示されている様子
USB-CからiPad Airへ充電
iPad Air 第5世代はUSB-Cで充電するため、外出用モバイルバッテリーもUSB-C出力がある製品のほうが使いやすいです。
EC-C64LBKにはUSB-C入出力ポートがあり、私はここからiPad Airへ接続しています。
USB-Aもあるので手持ちの古いケーブルを使える場面はありますが、これからiPad Air用として買うならUSB-Cを中心に考えたほうがケーブルを共用しやすいでしょう。

EC-C64LBK側面にあるUSB Type-C入出力ポートをアップで撮影した様子
30分後は57%まで増えた
実機テストでは、iPad Airのバッテリー残量が36〜37%程度の状態から充電を始めました。
充電開始時にはEC-C64LBK側の残量が96%で、約30分後にはiPad Airが57%、モバイルバッテリー側が74%になっています。
つまり今回の条件では、30分でiPad Airの表示残量が約20ポイント増えました。
15Wなので「短時間で一気に満充電」という速さではありませんが、カフェで休憩している間や移動中に残量を足す使い方なら十分助かります。

EC-C64LBKからiPad Airを充電開始した状態。iPadは37%、モバイルバッテリーは96%で、ストップウォッチは0分

約30分充電した状態。iPad Airが57%、EC-C64LBKが74%になっている様子
1時間後は78%まで増えた
そのまま充電を続けると、約1時間後にはiPad Airが78%、EC-C64LBK側が52%になりました。
開始時から見るとiPad Airは40ポイント以上増えており、私が外出先で欲しかった「帰るまでの電池を確保する」という用途なら十分です。
普段使いでは20%前後まで減ったところから満充電近くまで持っていけることもあり、私の外出頻度なら10000mAhで困っていません。
ただし、画面を点灯して作業しながら充電するか、スリープ状態で充電するかでも結果は変わるので、充電時間はあくまで私の実測例として見てください。

約1時間充電した状態。iPad Airが78%、EC-C64LBKが52%になっている様子
| 経過時間 | iPad Air残量 | 開始時からの増加 | EC-C64LBK残量 | 開始時からの減少 |
|---|---|---|---|---|
| 充電開始 | 37% | ― | 96% | ― |
| 約30分後 | 57% | +20ポイント | 74% | -22ポイント |
| 約1時間後 | 78% | +41ポイント | 52% | -44ポイント |
今回の実測では、15WのEC-C64LBKでiPad Air 第5世代を37%から充電し、約30分後に57%、約1時間後に78%まで増えました。
一方、EC-C64LBKの残量は96%から74%、約1時間後には52%まで減っています。
充電速度や消費量は使用状況、ケーブル、端末のバッテリー状態などによって変わるため、あくまで私の使用環境での実測例です。
15Wは速さより安心用
この実測からも、EC-C64LBKの15Wは充電できないほど小さい出力ではありませんが、速さを最優先する人向けとは言いにくいです。
動画編集やゲームなど負荷のかかる作業をしながら充電したい人は、USB PD対応の30Wクラスまで比較したほうが選びやすいでしょう。
反対に、電車移動や休憩中に充電したり、残量20〜30%から電池切れを防いだりする目的なら、私のように15Wでも用途を満たす場合があります。
「充電できるか」と「どれくらい速く充電したいか」は別です。
すでに15Wの製品を持っているならまず試し、新しく買うならUSB-C PD対応30W前後まで比べる、という考え方でもいいでしょう。
容量で失敗しない選び方
10000mAhと20000mAhのどちらが正解かは、iPad Airの世代だけでは決まりません。
むしろ、外出時間、ほかに充電する機器、毎日持ち運ぶかどうかの3点を見るほうが、自分に合う容量を決めやすいです。
10000mAhが向く人
10000mAhは、数時間から半日程度の外出が中心で、基本的にはiPad Airだけを補充電したい人に向いています。
毎晩自宅でiPad Airとモバイルバッテリーを充電できるなら、外出先で何日分もの容量を持つ必要もありません。
また、毎日持ち歩く人ほど「数百gの差」を感じやすくなります。
私はiPad Airだけでなく、ケース、Apple Pencil、スリーブ、折りたたみキーボードなども持って出ることがあるので、モバイルバッテリーまで大きくしたくありませんでした。
あなたが「夕方に残量が少し足りなくなる程度」なら、まず10000mAhから考えてもいいと思います。
20000mAhが向く人
20000mAhを選びたいのは、丸一日iPad Airを使う人、旅行や出張へ持ち出す人、スマートフォンも同じバッテリーで充電したい人です。
ホテルや新幹線などで必ずコンセントを使えるとは限らないため、長時間移動では容量の余裕がそのまま安心感につながります。
また、家族や同行者のスマートフォンへ少し分ける可能性があるなら、10000mAhは思ったより早く減るかもしれません。
一方で、20000mAhを毎日持ち歩く必要があるかは別問題です。
週末旅行では20000mAh、普段は10000mAhというように使い分ける考え方もあります。
容量だけで選ばない
通販の商品一覧では「10000mAh」「20000mAh」という数字が一番目に入りやすいですが、それだけで決めると端子や出力で困ることがあります。
例えば大容量でもUSB-C出力がなかったり、最大出力が小さかったりすれば、iPad Air用としては使いにくくなるでしょう。
反対に30Wや65Wと書かれていても、容量が小さければ長時間の外出では残量が先に尽きます。
容量と出力はどちらか一方ではなく、「どれくらい長く使うか」と「どれくらいの速さで戻したいか」を分けて考えるのがコツです。
出力とUSB-Cの確認ポイント
iPad Air 第4世代以降の主要モデルはUSB-Cを使うため、モバイルバッテリー側もUSB-C出力へ対応している製品を選ぶと扱いやすくなります。
特にこれから新規購入するなら、USB Power Deliveryへの対応と、1ポート使用時・複数ポート使用時それぞれの最大出力を確認してください。
USB PD対応を優先する
USB Power DeliveryはUSB-Cを使って対応機器へ電力を供給する規格で、iPad Air用モバイルバッテリーを買うときの重要な確認項目です。
30W対応のモバイルバッテリーなら、iPad Airだけでなく対応スマートフォンやほかのUSB-C機器へ使い回しやすくなります。
ただ、製品に「USB-C」があるだけでUSB PD対応とは限りません。
商品ページでは端子形状だけでなく、「USB Power Delivery」「PD」「最大○W」といった出力仕様まで見てください。
私のEC-C64LBKは最大15Wで実際にiPad Airを充電できていますが、新しく一台買って長く共用するなら30Wクラスも比較したいところです。
同時充電は合計出力を見る
ポートが2個、3個ある製品では、それぞれの端子から常に最大出力を同時に出せるとは限りません。
1台だけ接続したときは30Wでも、2台同時になると合計15Wや24Wへ変わる製品があります。
そのため、iPad Airとスマートフォンを同時充電したい人は「USB-Cが2個ある」という情報だけでは不十分です。
1ポート時の最大出力、2ポート時の合計出力、どの組み合わせで使えるかまで商品仕様を確認しましょう。
逆に、一度に1台しか充電しないなら、複数ポート時の出力をそこまで気にする必要はありません。
ケーブルもUSB-Cでそろえる
モバイルバッテリーが30W対応でも、組み合わせるケーブルが適していなければ、想定どおり使えないことがあります。
iPad Air 第5世代なら本体側はUSB-Cなので、モバイルバッテリー側もUSB-CならUSB-C to USB-Cケーブル一本で接続できます。
スマートフォン、USB-C充電器、モバイルバッテリーを同じ端子へ寄せると、外出時に必要なケーブル本数も減らしやすいです。
私はケーブルを何本も持ち歩くより、できるだけUSB-Cへ寄せたほうがバッグの中で迷子にならず楽だと感じています。
MagSafeでは充電できない
iPhoneでMagSafeを使っている人は、iPad Airもモバイルバッテリーを背面へ付けて充電できそうに思うかもしれません。
しかし、iPad Air本体はiPhoneのようなMagSafeやQiによるワイヤレス充電には対応していないため、基本はUSB-Cケーブルでの有線充電です。
マグネット式ケースやスタンドが存在するので少し紛らわしいのですが、磁石で固定できることと本体をワイヤレス充電できることは別になります。
この違いはiPad AirのMagSafeとワイヤレス充電の対応状況で実機も交えて解説しています。
通販で「iPad Air MagSafe対応」と書かれた商品を見つけても、本体のワイヤレス充電に対応するという意味とは限りません。
モバイルバッテリーでiPad Air本体を充電したい場合は、USB-Cによる給電を前提に選ぶほうが分かりやすいです。
持ち運びで確認したい点
モバイルバッテリーはスペック表の数字だけではなく、毎日バッグへ入れたときの使いやすさも重要です。
私がEC-C64LBKを使ってみて特に確認しておきたいと感じたのは、重さ、残量の分かりやすさ、端子数、安全面の4点でした。
重さはバッグ全体で考える
モバイルバッテリー単体なら200g前後と400g前後の差を小さく感じるかもしれませんが、iPad Air一式へ加えると印象が変わります。
ケースを付けたiPad Air、Apple Pencil、スリーブ、キーボード、充電器、ケーブルなどを全部入れると、バッグの中は簡単に重くなります。
特に徒歩移動が多い人は、20000mAhが本当に必要なのか一度考えてみてください。
私の場合は10000mAhを選んだことで、外出用の一式へ追加しても「今日は置いていこうかな」と感じにくい重さに収まりました。
残量表示があると分かりやすい
EC-C64LBKには残量を数字で確認できる表示があり、充電中にも残りがどれくらいあるか把握できます。
4段階のランプだけでも大まかな残量は分かりますが、私自身は数字で確認できるほうが外出前に充電するか判断しやすいです。
例えば残量が半分程度なら「今日はこれで足りそう」、かなり少なければ「出かける前に本体も充電しておこう」と決められます。
毎日使う機能ではないものの、モバイルバッテリーではこういう地味な部分が意外と便利なんですよね。
端子数は使い方に合わせる
iPad Airしか充電しないならUSB-Cが1ポートあれば基本的には足ります。
一方、スマートフォンやイヤホンも同じモバイルバッテリーへつなぐなら、USB-Cを2ポート以上備えた製品やUSB-Aを併設した製品が便利です。
ただし、端子数が多くても同時出力が小さければ充電速度は変わります。
ポート数と合計出力はセットで確認してください。
高温になる場所を避ける
モバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が使われるため、私は車内など高温になりやすい場所へ置きっぱなしにしないようにしています。
バッグの奥へ入れたまま充電すると熱がこもりやすくなるので、充電中は周囲を塞ぎすぎないようにすることも大切です。
本体が膨らんでいる、異常に熱い、破損しているといった状態なら、そのまま使い続けないほうがいいでしょう。
購入するときも極端に安い無名品だけで決めず、メーカーの製品情報や安全に関する表示を確認しておくと安心です。
自分に合う容量と出力の決め方
ここまで容量や出力を個別に見てきましたが、最後は自分の外出パターンへ当てはめると決めやすくなります。
私なら「外で何時間使うか」「何台充電するか」「毎日持つか」の順番で考えます。
短時間なら10000mAhで十分
数時間の外出でiPad Airを補助的に使う程度なら、10000mAhを中心に探すのが現実的です。
私のように普段は自宅利用が中心なら、20000mAhを毎回持ち歩くよりも10000mAhを必要な日に持っていくほうが使いやすいでしょう。
出力については、すでに15Wクラスを持っているなら実際に充電できるか試してから買い替えても遅くありません。
新しく購入するならUSB PD対応30W前後まで候補を広げると、今後ほかのUSB-C機器へ流用しやすくなります。
一日使うなら20000mAh
外で一日中iPad Airを使うなら、20000mAhのほうが途中の残量を気にする場面は減ります。
動画視聴、ゲーム、テザリングを使った作業などはバッテリーを消費しやすいため、「朝100%だから大丈夫」とは限りません。
さらにスマートフォンも同じモバイルバッテリーへつなぐなら、10000mAhでは余裕が小さくなります。
その代わり重量が増えるため、長時間利用の日だけ持ち出す使い方もありです。
スマホ共用なら30W以上を比較
iPad Airとスマートフォンで一台のモバイルバッテリーを共用したいなら、私は30W以上のUSB PD対応モデルから見ます。
一台ずつ充電するなら30Wクラスは対応機器の幅を広げやすく、外出用品を一つにまとめやすいからです。
ただし、同時充電をしたい人は30Wという表記だけで購入せず、複数ポート時の合計出力を必ず確認してください。
「30W対応なのに2台つないだら思ったより遅い」という失敗は、ここを見れば避けやすくなります。
私が現在使っている第5世代そのものの使用感や、3年以上使った本体の状態については、iPad Air 第5世代を3年以上使った実機レビューでも詳しく紹介しています。
iPad AirモバイルバッテリーFAQ
最後に、iPad Air用モバイルバッテリーを選ぶときに気になりやすいポイントへまとめて答えます。
Q1. 10000mAhで足りますか?
A. 普段の外出や残量を補う目的なら、10000mAhで足りる人は多いでしょう。私自身、外で長時間作業することが少ないため10000mAhを選び、iPad Air 第5世代の残量が少なくなったときの補充電に使っています。ただし、容量表示のすべてをiPadへ充電できるわけではなく、使用中の消費電力や変換ロスでも結果は変わります。
Q2. 20000mAhは必要ですか?
A. 朝から夜まで外でiPad Airを使う人や、旅行・出張、スマートフォンとの共用が多い人なら20000mAhを検討する価値があります。一方、容量が増えるほど本体も重くなりやすいので、数時間の外出が中心なら10000mAhのほうが持ち歩きやすい場合があります。
Q3. 30W以上は必要ですか?
A. iPad Airだけのために必ず30W以上が必要というわけではありません。私の15WのEC-C64LBKでも第5世代は充電できていますが、新規購入でスマートフォンやほかのUSB-C機器にも使いたいならUSB PD対応30W前後は比較しやすい範囲です。なお、30W対応でも接続機器が常に30Wを受け取るわけではありません。
Q4. 15Wでも充電できますか?
A. 私のiPad Air 第5世代では15WのEC-C64LBKから実際に充電できました。実測では36〜37%程度から始め、約30分で57%、約1時間で78%まで増えています。ただし、使用中の負荷やケーブル、温度、バッテリー状態などで結果は変わるため、同じ時間で同じ残量になるとは限りません。
Q5. どんなケーブルを選べばいいですか?
A. USB-C端子を備えたiPad Airなら、モバイルバッテリー側もUSB-CにしてUSB-C to USB-Cケーブルでつなぐと分かりやすいです。USB PD対応のモバイルバッテリーを選ぶ場合は、使いたい出力に対応するケーブルかも確認してください。ケーブルをUSB-Cへそろえると、充電器やスマートフォンと共用しやすくなります。
iPad Air用モバイルバッテリーまとめ
iPad Air用モバイルバッテリーは、単純に容量が大きい製品を選べばいいわけではありません。
普段の外出なら10000mAh前後、長時間の外出や複数端末まで充電するなら20000mAh前後を目安にすると、自分に必要な容量を決めやすくなります。
出力については、私のiPad Air 第5世代では15WのEC-C64LBKでも実際に充電できました。
ただ、これから新しく買うならUSB-C PD対応を確認し、スマートフォンなどにも使い回したい場合は30W前後以上のモデルまで比較すると選択肢が広がります。
さらに複数端末を同時充電するなら、1ポート使用時の最大出力ではなく、同時接続時の合計出力も忘れず見てください。
- 持ち運び重視なら10000mAh前後
- 長時間利用なら20000mAh前後
- 新規購入ではUSB-C PD対応を優先
- スマホ共用なら30W前後以上も比較
- 同時充電では複数ポート時の合計出力も確認
私の場合は外で長時間作業することが少ないため、実測174gだった10000mAhのEC-C64LBKがちょうどよく収まりました。
大容量を持つ安心感もありますが、毎回持ち歩けなければ意味がないので、あなたの外出時間と荷物量に合わせるのが一番です。
iPad Airの残量を気にしてコンセントを探す時間が減るだけでも、モバイルバッテリーを持つ意味はかなりありますよ。